
アボダームは、アボカド果肉やアボカドオイルを使用したアメリカ生まれのドッグフードです。
1982年に誕生したブランドで、チキン・ビーフ・ラムを主原料とするレシピのほか、子犬用・シニア犬用・体重管理用などがあります。
「アボカドが入っていても犬に与えて大丈夫?」「食いつきや口コミはどう?」「どの種類を選べば良いの?」と気になる飼い主さんもいるのではないでしょうか。
代表的な「スモールブリードチキン」は、乾燥チキンを第1原材料に使用した小型犬用の総合栄養食です。
アボカド果肉・アボカドオイル・亜麻仁・チコリー根・乳酸菌などを取り入れ、タンパク質26.0%以上、脂質16.0%以上となっています。
また、米国の製造元では、自社工場の所在地や原材料の検査、製造工程の管理、完成品の検査について詳しく説明しています。
この記事では、アボダーム全体の種類や口コミ・評判を紹介するとともに、スモールブリード チキンを例に原材料・成分・添加物・品質管理・価格を詳しく調べました。
当サイト独自の採点基準に沿って、評価できる点と購入前に見ておきたい点を整理します。
アボダーム ドッグフードの結論・評価まとめ
アボダームは、乾燥肉を主原料に使用し、アボカド由来の原材料や乳酸菌などを取り入れたドッグフードブランドです。
小型犬用のスモールブリードチキンをはじめ、パピー・シニア・ライトなど、年齢や食事の目的に合わせた種類が揃っています。
今回評価したスモールブリード チキンは、乾燥チキンを第1原材料に使用し、玄米・白米・オートミールを組み合わせた総合栄養食です。
鶏脂肪・亜麻仁・アボカドオイルなど、使用している脂質源も具体的に示されています。
さらに米国の自社工場ではSQF認証に関する説明があり、原材料の受け入れから完成品の検査まで、品質管理の仕組みが詳しく紹介されています。
一方で、主要原材料の詳しい産地や動物性原材料の配合割合、カルシウム・リンなどの数値はもう少し情報がほしい部分です。
当サイトの総合評価
Aランク|総合評価が高いドッグフード
評価対象:アボ・ダーム スモールブリード チキン
主な評価ポイント
- 乾燥チキンを第1原材料に使用
- 鶏脂肪・亜麻仁を使用
- チコーリ根・乳酸菌を配合
- 米国カリフォルニア州の自社工場で製造
- SQF認証や品質検査について具体的な説明がある
- 主要原材料の詳しい産地や一部成分値は不明
総評
原材料の種類が具体的で、小型犬向けの粒サイズや栄養成分にも特徴があります。
特に、米国の製造元が工場の品質管理や検査内容を詳しく説明している点を評価しました。
一方、原材料の調達地域や飼育段階での抗生物質・成長ホルモンに関する方針など、さらに詳しい情報を知りたい項目もあります。
※当サイトの評価は、原材料・栄養成分・品質管理・価格などを独自基準で比較したものです。フードの安全性や健康への働きを保証するものではありません。
アボダームドッグフードの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド名 | アボ・ダーム(Avo Derm) |
| 製造元 | Breeder’s Choice Pet Foods |
| 国内取扱会社 | 株式会社Biペットランド・株式会社QIX |
| ブランド誕生 | 1982年 |
| 原産国 | アメリカ合衆国 |
| 製造工場 | 米国カリフォルニア州アーウィンデール |
| 主な原材料 | チキン・ビーフ・ラム・アボカドなど |
| フードの形状 | ドライフード |
| 対象年齢 | 種類によって異なる |
| 総合栄養食 | 全て総合栄養食 |
| グレインフリー | ジョイントヘルス |
アボダームは、米国のBreedes’s Choice Pet Foodsが製造するドッグフードです。
日本ではBiペットランドが1984年から輸入・販売を手がけてきました。現在は株式会社QIXの公式サイトにもアボ・ダームの各レシピが掲載されています。
アボダームの特徴はアボカド由来の原材料
アボダームの大きな特徴は、アボカド果肉とアボカドオイルを使用していることです。
アボカドには脂質やビタミンEなどの栄養素が含まれており、メーカーでは皮膚や被毛の健康維持に着目したブランドとして紹介しています。
ただし、フードに使用されるアボカドの配合量(%)は公表されていません。
また、皮膚や被毛の状態は食事だけでなく、体質や生活環境、日頃のお手入れなどにも左右されます。
アボカドを使用していることだけで、特定の健康効果が得られるとは判断できません。
アボダームドッグフード全7種類を比較
主なドライフードは7種類です。
| 種類 | 主原料 | タンパク質 | 脂質 | カロリー |
|---|---|---|---|---|
| オリジナルビーフ (小粒) | 乾燥ビーフ | 21%以上 | 11%以上 | 332kcal |
| スモールブリードチキン | 乾燥チキン | 26%以上 | 16%以上 | 360kcal |
| パピー | 乾燥チキン | 26%以上 | 16%以上 | 356kcal |
| ラム&ライス | 乾燥ラム | 21%以上 | 11%以上 | 345kcal |
| ジョイントヘルス | 乾燥チキン | 30%以上 | 12%以上 | 355kcal |
| シニア | 乾燥チキン | 20%以上 | 10%以上 | 321kcal |
| ライト | 乾燥チキン | 20%以上 | 8〜12% | 319kcal |
※カロリーは100gあたり。
①オリジナルビーフ(小粒)
乾燥ビーフを第1原材料に使用した、全成長段階対応の総合栄養食です。
玄米・白米・オートミールなどの穀物に加え、鶏脂肪・亜麻仁・乾燥アボカド果肉などを使用しています。
粒の大きさは直径約10mm。
ビーフを主原料とするフードを探している場合に向いています。
ただし、鶏脂肪も使われているため、チキン由来の原材料を全て避けたい場合は注意が必要です。
② スモールブリードチキン
乾燥チキンを第1原材料に使用した小型犬用の総合栄養食です。
全成長段階に対応しており、三角形・粒の幅約8mm。
タンパク質26.0%以上、脂質16.0%以上、360kcal/100gとなっています。
原材料には、乾燥チキン・玄米・白米・オートミールのほか、乾燥ニシン・亜麻仁・アボカドオイル・チコリー根・乳酸菌などが含まれています。
今回の記事では、このレシピを代表例として詳しく評価しています。
他の小型犬用フードとも比べたい方は、「小型犬におすすめのドッグフード」も参考にしてください。原材料・成分・粒の大きさなどを比較しています。
③ パピー
幼犬や妊娠中・産後の母犬向けに作られた総合栄養食です。
乾燥チキンを中心に、玄米・白米・乾燥ニシン・乾燥アボカド果肉などを使用しています。
タンパク質26.0%以上、脂質16.0%以上、356kcal/100gです。
子犬の成長段階に応じた給与量も掲載されており、小型犬と中・大型犬で月齢の区分が異なります。
子犬の成長段階に合ったフードの選び方は、「子犬におすすめのドッグフード」で詳しく紹介しています。
④ ラム&ライス
乾燥ラムを第1原材料に使用した、成犬から高齢犬向けの総合栄養食です。
玄米・白米・オートミールなどの穀物と組み合わせています。
タンパク質21.0%以上、脂質11.0%以上、345kcal/100gです。
ラムを中心としたフードを探している場合に向いていますが、鶏脂肪や乾燥ニシンも含まれています。
ラムだけを使用したレシピではないため、避けたい動物性原材料がある場合は原材料全体を確認しましょう。
⑤ ジョイントヘルス
乾燥チキンと鶏軟骨を使用した、成犬から高齢犬向けの総合栄養食です。
えんどう豆・ひよこ豆・タピオカなどを使用したグレインフリーのレシピです。
公式サイトには、次の成分量が掲載されています。
- コンドロイチン:280mg/100g
- グルコサミン:130mg/100g
また、タンパク質30.0%以上、脂質12.0%以上、355kcal/100gです。
穀物を避けたい場合や、グルコサミン・コンドロイチンの配合したフードをさがしている方に適したレシピです。
⑥ シニア
高齢犬向けの総合栄養食です。
乾燥チキンを主原料とし、玄米・白米・オートミールなどを使用しています。
タンパク質20.0%以上、脂質10.0%以上、321kcal/100gとなっています。
原材料には鶏軟骨も含まれており、グルコサミン・コンドロイチンの供給源として使われています。
シニア犬用のフードを比較したい方は、「高齢犬におすすめのドッグフード」もご覧ください。年齢や食事の目的に合わせた選び方を紹介しています。
⑦ ライト
肥満傾向の犬や、運動量が少ない犬向けの総合栄養食です。
乾燥チキンを主原料とし、タンパク質20.0%以上、脂質8.0〜12.0%、319kcal/100gとなっています。
今回紹介した7種類では、最もカロリーが低いフードです。
販売終了した種類について
2026年8月19日、Biペットランドは「スモールブリード ラム」と「スモールブリード ビーフ」の販売終了を発表しました。
そのため、今回の比較表には含めていません。
アボダームの採点結果|スモールブリード チキン
当サイトでは、原材料・栄養成分・品質管理・価格などを共通基準で調べ、100点から減点していく方法で評価しています。
スモールブリード チキンは、総合評価Aランクとなりました。
当サイトの評価方法については「ドッグフード採点基準」で詳しく説明しています。
① 原材料の質
第1原材料は乾燥チキンです。
使用している肉の種類が具体的で、曖昧な「肉類」という表記ではありません。
一方、遺伝子組み換え原材料に関する不使用方針や、ヒューマングレードに関する詳しい説明は見当たりませんでした。
このため、原材料の品質や調達方針に関する項目で減点しています。
② 原材料の産地・追跡管理
製造元のBreedes’s Choice Pet Foodsでは、原材料の生産者や農場・牧場・漁業者などを調査する仕組みの説明があります。
原材料を追跡できる管理体制も紹介されています。
また、ブランドの説明ではカリフォルニア産アボカドを使用するとしています。
ただし、乾燥チキン・玄米・白米など、それぞれの原材料の詳しい調達地域は一般向けの情報には載っていません。
③ 栄養設計・成分バランス
タンパク質26.0%以上、脂質16.0%以上、粗繊維4.2%以下、粗灰分8.0%以下です。
使用している油脂は鶏脂肪やアボカドオイルなどで、乳酸菌も配合されています。
一方、カルシウム・リンの数値や、グルコサミン・コンドロイチンの配合については確認できませんでした。
④ AAFCO・FEDIAF基準
全成長段階対応の総合栄養食です。
アボ・ダームの犬用ドライフードは、7種類すべてが総合栄養食です。
スモールブリード チキン・オリジナルビーフは全成長段階、パピーは幼犬や妊娠中・産後の母犬向けです。また、シニアやライトなど、年齢や食事の目的に合わせた種類もあります。
オリジナルビーフは全成長段階、パピーは幼犬や妊娠中・産後の母犬向けです。また、シニアやライトなど、年齢や食事の目的に合わせた種類もあります。
⑤ 添加物・酸化防止剤
原材料にはビタミン類・ミネラル類のほか、ローズマリーエキス・セージエキスなどが使われています。
BHA・BHT・エトキシキンなど、当サイトが減点対象としている酸化防止剤の使用はありません。
⑥ 抗生物質・成長ホルモン
製造元では、原材料の仕入れ先を調査し、品質を管理する取り組みを行なっています。
ただし、スモールブリード チキンに使われる鶏肉について、抗生物質や成長ホルモンの使用に関する具体的な方針は、今回調べた公式情報にはありませんでした。
⑦ 製造工場・品質管理
アボダームは、米国カリフォルニア州に自社工場で製造されています。
原材料の検査・製造中の管理・完成品の検査について、具体的な内容を説明しています。
SQF Level 3の認証に関する情報もあり、製造工程の品質管理について詳しく知ることができます。
⑧ 獣医師・専門家の監修【採点対象外】
当サイトでは、獣医師・専門家の関与を参考情報として紹介していますが、監修の有無による加点・減点は行なっていません。
アボダームでは、獣医師による個別監修を示す情報は見当たりませんでした。
⑨ 口コミ・安全性リスク
楽天市場などの口コミでは、食いつきや継続購入について良い評価が見られました。
今回の調査では、健康トラブルの報告が継続的に目立つ傾向は認められませんでした。
⑩ 価格・コストパフォーマンス
スモールブリード チキンは、公式サイトの価格で、1.5kgが税込3,256円、4kgが税込6,758円です。
体重2kgの成犬に1日約54.5g与える場合、1日あたりの食費は、1.5kgで約118円、4kgで約92円となります。
アボダームの口コミ・評判
アボダームの口コミを楽天市場などで調べると、食いつき・粒の大きさ・継続購入についての感想が見られます。
今回は、スモールブリード チキンの購入者レビューを中心に調べました。
良い口コミ・評判
良い口コミでは、次のような内容が見られました。
- 食いつきが良かった
- 子犬の頃から長く与えている
- 粒の大きさが小型犬に合っていた
- フードのベタつきが気になりにくい
- 繰り返し購入している
気になる口コミ・評判
一方で、粒の大きさや4kgの大袋の保存について気になる投稿もあります。
4kgの大袋について、食べ切るまでの鮮度を心配する声もありました。
実際、体重2kgの犬が1日54.5g食べる場合、4kgを使い切るまで約73日かかります。
小型犬1頭で与える場合は、価格だけでなく保存期間も考えて選ぶことが大切です。
なお、涙やけや皮膚の状態についての体験談も見られますが、フードとの因果関係は口コミだけでは判断できません。
※口コミ・評判は個人の感想であり、フードの効果・効能を示すものではありません。
アボダームの原材料を詳しく確認
ここからは、スモールブリード チキンの原材料を見ていきます。
スモールブリード チキンの原材料一覧
乾燥チキン、玄米、白米、オートミール、鶏脂肪、ビートパルプ、米糠、乾燥アボカド果肉、トマト繊維、ナチュラルフレーバー、アルファルファ、亜麻仁、乾燥ニシン、チコリー根、卵、塩化カリウム、塩、海藻、アボカドオイル、ビタミン(塩化コリン、ビタミンE、ビタミンC、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸カルシウム、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB1、ビタミンB12、ビタミンD3、葉酸)、ミネラル(硫酸亜鉛、硫酸鉄、鉄アミノ酸キレート、亜鉛アミノ酸キレート、セレニウム酵母、銅アミノ酸キレート、硫酸銅、硫酸マンガン、マンガンアミノ酸キレート、ヨウ素酸カルシウム)、ユッカエキス、ローズマリーエキス、セージエキス、パイナップル、乳酸菌(ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・カゼイ、ビフィドバクテリム・サーモフィラム、エンテロコッカス・フェシウム)
第1原材料は乾燥チキン
スモールブリード チキンは、乾燥チキンを第1原材料に使用しています。
乾燥チキンは、水分を減らした鶏肉由来の原材料です。
原材料には乾燥ニシンや卵も含まれています。
ただし、動物性原材料の配合割合は示されていません。
玄米・白米・オートミールを使用
スモールブリード チキンには、玄米・白米・オートミールが使われています。
そのため、グレインフリーではありません。
穀物を使用していることだけで品質の良し悪しが決まるわけではなく、愛犬の体質や食事全体の栄養バランスを考えて選ぶことが大切です。
穀物を使用しないフードとの違いについては、「グレインフリードッグフードの選び方」で詳しく説明しています。
アボカド果肉・アボカドオイルを使用
乾燥アボカド果肉とアボカドオイルは、アボダームの特徴となる原材料です。
アボカドには脂質やビタミンEなどが含まれています。
フードに使用されている具体的な配合割合は示されていません。
チコリー根・乳酸菌を配合
原材料には、チコリー根と複数の乳酸菌が含まれています。
チコリー根は、イヌリンなどの食物繊維を含む原材料です。
乳酸菌は、ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・カゼイなどが配合されています。
アボダームの成分・栄養バランス
スモールブリード チキンの保証成分は次のとおりです。
| 成分 | 保証値 |
|---|---|
| 粗タンパク質 | 26.0%以上 |
| 粗脂肪 | 16.0%以上 |
| 粗繊維 | 4.2%以下 |
| 粗灰分 | 8.0%以下 |
| 水分 | 10.0%以下 |
| カルシウム | 数値の掲載なし |
| リン | 数値の掲載なし |
| オメガ3脂肪酸 | 数値の掲載なし |
| オメガ6脂肪酸 | 数値の掲載なし |
| 代謝エネルギー | 360kcal/100g |
タンパク質26.0%以上
乾燥チキンを第1原材料とし、タンパク質26.0%以上となっています。
粗タンパク質の数値が高いほど、すべての犬に適しているとは限りません。
年齢や運動量、健康状態などに合わせて判断しましょう。
脂質16.0%以上
脂質は16.0%です。
鶏脂肪・アボカドオイル・亜麻仁などを使用しています。
亜麻仁には植物由来のオメガ3脂肪酸であるα-リノレン酸が含まれています。
一方、乾燥ニシンなどの魚由来の原材料には、EPA・DHAなどの脂肪酸が含まれる場合があります。
カルシウム・リンの数値について
カルシウムとリンは、犬の栄養管理で重要なミネラルです。
スモールブリード チキンは全成長段階対応の総合栄養食ですが、カルシウムとリンの数値の記載はありません。
数値が載っていないことで、栄養が不足していると判断するものではありません。
アボダームの添加物・酸化防止剤
スモールブリード チキンには、ビタミン類・ミネラル類に加え、ローズマリーエキスやセージエキスなどがつかwれています。
今回調べた原材料表示では、BHA・BHT・エトキシキン・人工着色料など、当サイトが減点対象としている添加物の使用はありませんでした。
また、原材料にはナチュラルフレーバーが含まれています。
風味に関わる原材料ですが、詳しい説明はありませんでした。
アボダームの製造工場・品質管理
アボダームの製造元であるBreeder’s Choice Pet Foodsは米国カリフォルニア州アーウィンデールに自社工場を持っています。
同社は、原材料の受け入れから、製造、完成品の検査まで、品質管理の仕組みを詳しく説明しています。
SQF Level 3に対応した品質管理
製造元のBreedes’s Choice Pet Foodsは、食品の安全性と品質管理に関する国際認証「SQF Level 3」を取得しています。
さらに、米国の食品安全強化法(FSMA)に対応するとともに、食品の安全性を管理するHACCPや、製造工程の品質管理を保つためのcGMP(適正製造規範)を取り入れています。
これらの仕組みにより、製造中の衛生管理や品質管理を行なっています。
原材料の受入検査
原材料を使用する前に検査を行っています。
近赤外線分析装置(NIR)を使用し、原材料の識別や成分を調べています。
検査する主な項目は次のとおりです。
- タンパク質
- 脂質
- 水分
- 繊維
- 灰分
原材料を受け入れる段階から具体的な検査を行っていることは、品質管理を評価できるポイントです。
製造中の品質管理
製造工程では、加熱温度や乾燥温度などを管理しています。
また、製造中に定期的にサンプルを採取し、設定した品質基準に沿って作られているか調べています。
製造設備の維持管理や担当者への研修も行なっています。
完成品の検査
完成したフードは、出荷前に品質検査を受けます。
製造元が説明している主な検査項目には、次のものがあります。
- サルモネラ菌
- 大腸菌
- リステリア菌
- カビ毒
- 水分活性
- 成分分析
製造元では、完成品が品質基準に適合するまで出荷を保留する仕組みも採用しています。
このように、原材料から完成品まで検査体制が整えられている点は、アボダームの製造管理の特徴です。
アボダームのリコール履歴
2012年9月、米国で販売された「AvoDerm Natural Lamb Meal & Brown Rice Adult Dlg Formula」の一部ロットについて、サルモネラ菌汚染の可能性を理由に自主回収が行われました。
また、2023年11月15日には、日本国内で販売された「アボ・ダーム スモールブリード チキン400g」の一部について、対象年齢と給与量の表示に不備があり、自主回収が発表されています。
この時の回収は表示内容の問題によるもので、原材料の誤表記はなかったと説明されています。
今回調べた範囲では、アボダーム全体について、過去3年以内にサルモネラ菌やカビ毒などによる重大なリコールの発表は見当たりませんでした。
アボダームの比較バッジ
フードの特徴をわかりやすく比較できるよう、原材料や配合成分を文字主体のバッジで表示しています。
スモールブリード チキンには、次の比較バッジをつけています。
油脂名公開
鶏脂肪・アボカドオイルを使用
乳酸菌配合
ラクトバチルス・アシドフィルスなどを配合
野菜・果物配合
乾燥アボカド果肉・パイナップルなどを使用
ローズマリー等配合
ローズマリーエキス・セージエキスを使用
オメガ3・6脂肪酸の具体的な比率がわからないため、オメガバランスのバッジはつけていません。
※これらのバッジは、原材料や成分について調べた内容をまとめたものであり、フードの品質や健康への働きを評価するものではありません。
アボダームが向いている犬・慎重に選びたい犬
アボダームには、チキン・ビーフ・ラムを主原料とするレシピや、子犬用・シニア犬用・体重管理用など、さまざまな種類があります。
使われている原材料や成分、カロリーが異なるため、愛犬の年齢や体質、食事の目的に合わせて選びましょう。
アボダームが向いている犬
① 年齢に合わせてフードを選びたい犬
アボダームには、子犬向けのパピー、高齢犬向けのシニアなどがあります。
スモールブリード チキンやオリジナルビーフは全成長段階に対応しており、成長段階に応じてフードを選べます。
② チキン・ビーフ・ラムから主原料を選びたい犬
乾燥チキンを使用したスモールブリード チキンや、乾燥ビーフを主原料とするオリジナルビーフ、乾燥ラムを使用したラム&ライスなどがあります。
③ 小粒のドッグフードを探している犬
スモールブリード チキンは幅約8mm、オリジナルビーフ(小粒)は直径約10mmの粒です。
口の大きさや噛み方に合わせて、粒の形状も考えて選びましょう。
④ 穀物を使わないフードを探している犬
ジョイントヘルスは、えんどう豆・ひよこ豆・タピオカなどを使用したグレインフリーのレシピです。
また、グルコサミン・コンドロイチンの配合量も掲載されています。
⑤ 体重管理を意識したい犬
ライトは脂質8.0〜12.0%、319kcal/100gで、今回紹介した種類の中では最もカロリーが低いフードです。
運動量や体型に合わせて食事を選びたい場合にも適しています。
⑥ 製造工場の品質管理を重視する飼い主さん
アボダームの製造元では、米国の自社工場やSQF認証、原材料の受入検査、製造工程の管理、完成品の検査について詳しく説明しています。
慎重に選びたい犬
① 特定の動物性原材料を避けたい犬
アボダームにはチキン・ビーフ・ラムなどを主原料とするレシピがありますが、主原料以外にも鶏脂肪・乾燥ニシン・卵などが使われている種類があります。
② 穀物を避けたい犬
オリジナルビーフ・スモールブリード チキン・ラム&ライスなどには、玄米・白米・オートミールが含まれています。
穀物を使わないフードを選ぶ場合は、ジョイントヘルスなど、グレインフリーとされるレシピの原材料を確認しましょう。
アボダームの給与量と切り替え方
スモールブリード チキンの公式給与量は、次のとおりです。
1日あたりの給与量
| 体重 | 給与量 |
|---|---|
| 1〜3kg | 42〜67g |
| 3〜5kg | 67〜92g |
| 5〜7kg | 92〜117g |
| 7〜9kg | 117〜142g |
| 9〜11kg | 142〜167g |
体重2kgの場合、1〜3kgの給与量範囲を使い、中央の値で計算すると約54.5g/日です。
ただし、これは当サイトの計算用の値であり、体重2kgのメーカー指定量ではありません。
給与量は、年齢・運動量・体型・避妊去勢の有無などによって必要量は変わります。
フードの切り替え方
アボダームの公式サイトでは、今までのフードから3〜5日ほどかけて切り替えるように案内があります。
ただし、急な食事変更に敏感な犬では、7〜10日程度、またはそれ以上の期間をかけて少しずつ変更する方法もあります。
切り替え方の一例は次のとおりです。
| 期間 | 今までのフード | アボダーム |
|---|---|---|
| 1〜2日目 | 75% | 25% |
| 3〜4日目 | 50% | 50% |
| 5〜6日目 | 25% | 75% |
| 7日目以降 | 0% | 100% |
※上記はゆっくり切り替える場合の一例であり、メーカー指定の手順ではありません。
新旧フードではカロリーが異なる場合もあるため、与える送料にも注意してください。
切り替え中に食べなくなった場合
食いつきが悪くなった場合は、新しいフードの割合や粒の大きさ、香りなどを確認しましょう。
便がゆるくなった場合は、それ以上切り替えを進めず、食事量やほかの体調変化も見てください。
繰り返す嘔吐、血便、元気がないなどの症状がある場合は、早めに獣医師へ相談してください。
アボダームの保存方法
Biペットランドの公式Q&Aでは、開封後は1ヶ月以内を目安に使い切るように記載があります。
保管するときは、直射日光や高温多湿を避け、袋の口をしっかり閉じましょう。
可能であれば、元の袋ごと清潔な密閉容器へ入れると、賞味期限やロット番号も残せます。
なお、1.5kgは500gずつの小分け包装ですが、4kgは小分けではありません。
食べる量が少ない犬では、価格だけでなく開封後に使い切れる容量かどうかも大切です。
アボダームの価格・販売店を比較
スモールブリード チキンの公式掲載価格は次のとおりです。
| 内容量 | 税込価格 |
|---|---|
| 80g | 440円 |
| 1.5kg(500g×3袋) | 3,256円 |
| 4.0kg | 6,758円 |
※2026年11月1日時点の公式掲載価格です。販売店や購入時気によって価格は異なります。
体重2kgの場合の食費
体重2kgの成犬に1日54.5g与える場合です。
| 内容量 | 1日あたり | 30日あたり |
|---|---|---|
| 1.5kg | 約118円 | 約3,549円 |
| 4.0kg | 約92円 | 約2,762円 |
4kgの方が1gあたりの価格を抑えられます。
体重2kgの犬が1日54.5g食べる場合、1.5kgは約28日、4kgは約73日で使い切る計算です。
公式サイトでは、開封後1ヶ月以内に食べ切ることをすすめています。
そのため、小型犬1頭で与える場合は、500gずつ小分けされた1.5kgの方が、鮮度を保ちながら使い切りやすいでしょう。
アボダームはどこで購入できる?
アボダームは、ペット用品店のほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで購入できます。
アボダーム スモールブリード チキンの価格を比較
| 公式サイト | Amazon | 楽天市場 | Yahoo!ショッピング | |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
| 80g | 440円 | ー | 363円 | 288円 |
| 1.5㎏ 500g×3袋 | 3,256円 | 2,929円 | 2,358円 | 2,078円 |
| 4.0㎏ | 6,758円 | 5,380円 | 4,312円 | 4,318円 |
アボダームのよくある質問
- アボカドは犬に与えても大丈夫ですか?
-
アボカドにはペルシンという成分が含まれ、動物によっては中毒の原因となることがあります。
また、種の誤食による消化管閉塞にも注意が必要です。
アボダームにはペットフード用に管理されたアボカド由来の原材料が使われています。
Biペットランドの公式Q&Aでは、アボダームに使用しているアボカドについて、ペルシンが含まれていないという検査結果が得られたと説明しています。 - アボダームで涙やけは改善しますか?
-
アボダームは、涙や毛の治療を目的としたフードではありません。
涙やけには、涙の量や目の周囲の毛、眼疾患など複数の原因があります。
口コミで食事変更後の変化が紹介されていても、フードによる効果とは判断できません。
目の赤みや痛み、涙の増加などがある場合は、獣医師に相談してください。 - アボダームはグレインフリーですか?
-
すべての種類がグレインフリーではありません。
スモールブリード チキンやオリジナルビーフなどには、玄米・白米・オートミールなどの穀物が使われています。ジョイントヘルスはグレインフリーです。 - アボダームは子犬にも与えられますか?
-
スモールブリード チキンとオリジナルビーフは、全成長段階対応の総合栄養食です。
また、子犬用のパピーもあります。 - アボダームは日本製ですか?
-
アボダームの原産国はアメリカ合衆国です。
- アボダームには人工着色料が使われていますか?
-
着色料・副産物は使用していません。
- アボダームは食物アレルギーがある犬にも向いていますか?
-
食物アレルギーがある犬では、避けるべき原材料によって選べるフードが異なります。
例えば、ラム&ライスには鶏脂肪や乾燥ニシンも使用されています。
食物アレルギーが疑われる場合は、原材料を確認し、獣医師に相談しながらフードを選んでください。
原材料の選び方について詳しく知りたい方は、「アレルギーに配慮したドッグフードの選び方」も参考にしてください。
まとめ|
アボダームは、アボカド果肉やアボカドオイルを使用したアメリカ産のドッグフードブランドです。
チキン・ビーフ・ラムを主原料とするレシピや、パピー・シニア・ライト・ジョイントヘルスなどがあります。
小粒のスモールブリード チキンは、乾燥チキンを主原料に使用した小型犬用総合栄養食です。
タンパク質26.0%以上、脂質16.0%以上で、亜麻仁・アボカドオイル・チコリー根・乳酸菌なども使われています。
また、自社工場の所在地やSQF認証、原材料の検査、製造工程の管理、完成品の検査について具体的な説明があります。
一方で、主要原材料の詳しい産地や動物性原材料の配合割合、カルシウム・リンなどの数値などの情報は確認できませんでした。
アボダームを選ぶ際は、原材料・成分・粒の大きさ・給与量・価格を比較して、愛犬の年齢や体質に合ったレシピを選びましょう。
ほかのドッグフードと評価を比べたい方は、「ドッグフード総合評価ランキング」もご覧ください。原材料・成分・品質管理・価格などを当サイト独自の基準で比較しています。
販売会社情報
| 販売会社 | 株式会社Biペットランド |
| 所在地 | 兵庫県宝塚市中洲1丁目5-18 |
| 事業内容 | ペットフード及びペット用品の輸入販売 |
| URL | https://bi-petland.co.jp/ |




