ドッグフードの種類や知っておきたい選び方の基本的なこと

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愛犬が毎日食べているドッグフード。身体によくておいしいものを選んであげたい。種類がたくさんあり過ぎて、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。

「どのドッグフードを選べば良いの?」「今与えている犬の餌は大丈夫なの?」「うちの子はアレルギーがあるから」「ダイエットが必要なんだけど」などの悩みごともたくさんあったりと。

まずは、ドッグフードの種類や目的、ライフステージによる分類などの基本的なことを簡単に理解していきましょう。

この記事では、ドッグフードを選ぶヒントになる「ドッグフードの種類」や「目的」、「選び方」の基本的なことについてご紹介します。

ドッグフードの種類
目次

ドッグフードのタイプ(水分含有量の違い)による分類

ドッグフード(犬の餌)に含まれている水分量の違いによって大きく下記の4つに分類されています

①ドライフード

ドッグフード中の水分含有量が10%程度のもので、「カリカリ」と呼ばれる方も見えます。
長期間保存ができ、与える際に手間がかからないことが特徴です。

水分含有量が13%を超えるとカビが生える危険性があるので多くは水分含有量が8%~10%に保たれています。
ドライタイプは長期保存が可能で未開封の状態で製造から1年~1年半程度の常温での保存ができます。

開封して、空気に触れると油が酸化してしまうで、できる限り密閉できるように容器を工夫したりして保存してください。

開封後は1ヶ月以内に消費できるように、愛犬の体重や給与量によって内容量を確認して購入しましょう。

②ソフトドライフード

ドッグフード中の水分含有量が25%~35%程度のもので「半生タイプ」のフードです。セミモイストフードも同じくらいの水分含有量です。

「半生タイプ」のドライフードは風味が良く、食いつきが良いのが特徴です。

ソフトドライフードは、ドライフードと同じく加熱発泡処理がされており、ふっくら、しっとりとした状態を保つために湿潤調整剤(プロピレングリコールやグリセリンなど)が使用されています。

③セミモイストフード

ドッグフード中の水分含有量が25%~35%程度のもので「半生タイプ」のフードです。

ソフトドライフードとの違いは発泡処理がされていないことで、押し出し機などで製造されています。しっとりとした状態を保つために湿潤調整剤(プログレングリコールやグリセリン)が使用されています。

④ウェットフード

ドッグフード中の水分含有量が75%程度のもので、品質を保持するために殺菌処理がされています。

缶詰やレトルトパウチ、アルミトレーなどがあり、缶詰では未開封の状態では賞味期限非常に長く3年ほど可能なものもあります。

長期間保存できることや、水分含有量が多いので食事をとることで水分補給ができることが特徴です。

かわいい犬

目的別の分類

①総合栄養食

総合栄養食とは犬の毎日の主要な食事(主食)となるもので、総合栄養食のフードと新鮮なお水だけで、各成長段階に応じた栄養のバランスがしっかりととれるものです。

総合栄養食の証明には「ペットフード公正取引協議会」が定める「分析試験」や「給与試験」にクリアしていることが必要です。

総合栄養食は、成長段階ごとに分類されていて、

  • 幼犬(子犬)期、成長期用フード
  • 成犬期、維持期用フード
  • 妊娠期、授乳期用フード

上記の3段階全てで愛犬に与えることができる「全成長段階」「オールステージ用」もあります。

間食

間食の他におやつ、スナック、トリーツなどと表示されています。

間食は1日に必要なエネルギーの20%を限度に抑えるように求められています。おやつの与えすぎは避けましょう。

また、愛犬に間食を与えるのであれば、主食の給与量を調整してあげましょう。

療法食

療法食は犬の病気の治療を行う時に、治療の内容に合わせてドッグフードの成分を調整し、治療を補助する目的のフードです。

「必ず獣医師の指導もとに給与してください」などと注意書きが表記されているように療法食を愛犬に与える場合には、必ず動物病院で獣医師さんにご相談されてから与えてあげるようにしてください。

その他の目的食

上記の3つに当てはまらないもので、「特定の栄養を調整する」「カロリーを補完する」「嗜好増進」などを目的とするフードです。

・一般食(おかずタイプ)
・一般食(総合栄養食と一緒に与えてください)
・栄養補完食
・カロリー補完食
・副食
・サプリメント

缶詰や、レトルトフード、ペット用サプリメント、ふりかけ、ペット用飲料など多くの種類があります。

総合栄養食と違い、それのみでは十分な栄養を満たすことができません。食欲増進を促したり、足りない栄養素を補うためにサプリメントを与えたりします。

かわいい犬2

ライフステージによる分類

①妊娠期/授乳期

生後4週間程度までに与えるいわゆる「代用乳」のことで、「粉ミルク」(パウダータイプ)や「液状ミルク」(リキッドタイプ)があります。

犬用ミルクにはヤギミルクも種類が多くなっています。

②幼児期/成長期またはグロース

(1)生後4週~8週前後まではいわゆる「離乳食」の期間になります。

「離乳食」は母乳やミルクなど液状中心の食事をしていた幼犬が、徐々に固形の食事に慣れていけるようにする食事です。

お湯でとく粉末状やフレーク状のものをペーストしたもの、またはウェットタイプのものがおすすめです。子犬用のドライフードをふやかし、犬用ミルクを混ぜる方法もありますが、離乳初期はかなり柔らかいもののほうが適しているのでドライフードのふやかしの時間が長くかかってしまいます。

(2)生後8週~1歳前後まで(大型犬は1歳半、超大型犬は10ヶ月前後)

子犬用「幼犬期」、「成長期」または「グロース」と表示されています。
たんぱく質や脂質が十分に摂取できるようになっていてまた、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などが強化されています。

成犬期/維持期またはメンテナンス

(1)1歳から6~8歳くらいまで(体格や犬種により異なります)

「成犬用」「1歳から」「維持期用」などと表示され、さまざまな種類のフードがあります。

(2)6~8歳前後から(高齢犬)

「高齢期用」「〇歳から」「シニア犬用」などと表示されています。
高齢期には運動量や代謝が低下しやすいので低脂肪・低カロリーのものや、機能性の原料をプラスしたものなどいろいろな種類があります。

④全成長段階/またはオールステージ

離乳食の終了した子犬から高齢犬までの全ての犬が食べられるフードで、「全成長段階用」や「オールステージ」と表示されています。

かわいい犬 3

機能別の分類

①肥満/体重管理対応フード

低カロリー、高タンパク、低脂肪のフード

②アレルギー対応フード

体格による分類

犬の成犬時の体格によってドッグフードの分類があります。それに伴って「小粒タイプ」、「中粒タイプ」「大粒タイプ」なども選ぶことができます。

①超小型犬用

小型犬の中でも特に小さい、成犬時体重が4kg以下の犬用

②小型犬用

成犬時体重10kg以下の犬用

③中型犬用

成犬時体重25kg以下の犬用

④大型犬用

成犬時体重25kg以上の犬用

ドッグフードの選び方の基本

ドッグフードは年齢や目的などによっていろいろと分類されています。

愛犬の年齢や体格にあったフードで、そのフードが「総合栄養食」なのか「一般食」などのその他の目的で作られているフードであるのか知っておくことが重要です。

どんな分類や目的のドッグフードを選べば良いのか迷ってしまう時は、獣医師の先生にご相談下さい。

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